宝塚歌劇団のシンボルソング「すみれの花咲く頃」は、宝塚は観ていなくてもで耳にした事はあるのではないでしょうか。
でも、なぜ「すみれ」何でしょうか。
可憐で、野に咲くイメージの「すみれ」と、キラキラと華やかで豪華なイメージの宝塚歌劇団との関係には何か意味があるのでしょうか。
宝塚歌劇団生が死守する「すみれコード」の存在も気になります。
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今回は、宝塚歌劇団とすみれの不思議な関係性をお伝えします。
宝塚歌劇団のシンボルがすみれなのはなぜ?
すみれが宝塚歌劇団のイメージフラワー、シンボルになったのにはいろんな説があります。
中でも一番信憑性が高いのは、1930年頃、白井鐵造先生がヨーロッパを訪れた時に、ドイツの映画主題歌であった「リラの花咲く頃」が当時パリで流行っていたのを聞き、それを日本に持ち帰って歌詞をつけたものと言われています。
リラ(ライラック)には馴染みがなかったので、リラと同じく春に咲くすみれに変えたことで日本で大ヒット。
今では宝塚歌劇団だけでなく、阪急阪神東宝グループのテーマ曲となっています。
宝塚の市の花だから・・・という説もありますが、宝塚の市の花としてすみれば制定されたのは、昭和43年(1968年)3月1日なので、先に「すみれの花咲く頃」のヒットがあって、それに市が合わせた感じでしょう。
リラと宝塚歌劇団
リラと聞くと、古くからの宝塚ファンは「リラの壁の囚人たち」を思い出しますよね。
当時、リラと聞いてそれが「すみれの花咲く頃」と関係があったなんて全く知りませんでしたが。
「リラの壁の囚人たち」は『リラの壁の囚人たち』は、1988年1月15日から26日に、月組によって宝塚バウホールにおいて上演されたミュージカルです。
主演は涼風真世さん。
2番手として天海祐希さんも出演されています。
今で言うイケメン2人による上演で、しかも宝塚バウホールという狭い空間で間近に2人を観られるという事もあって、チケットが入手しにくい公演でした。
タカラジェンヌが死守するすみれコードって何?
タカラジェンヌが死守する「すみれコード」なるものが存在することをご存知ですか?
もちろん、外部の人間が詳しくその内容を知っているものはいないのですが、これまでのジェンヌさんたちの発言から想像できるのは・・・
☑本名公開はNG
☑年齢公開はNG
☑恋愛の話はNG
☑公衆の面前で食事はNG
☑タバコの話はNG(お酒はある程度のたしなみとしてOK)
☑その他「清く、正しく、美しく」に反する話題や行動はNG
と、こんなところでしょうか。
やはり夢を売る商売の究極の場にいるタカラジェンヌですから、現実的な事は言えないし、できないという事でしょう。
英語で「code」と言います。
規則、規定という意味。
新聞社・放送局が番組・紙面の作成するにあたって決められている倫理規定で、プレス-コードなどと呼ばれています。
「すみれコード」はそれを文字ったもので、タカラジェンヌとしての倫理規定ですが、実際には文面として存在しているのではなく、暗黙の了解のもとで守られている規則です。
最近は、CS放送の「SKY STAGE」内の番組で生徒さんたちが食事をするシーンをよく見かけます。
なので、「すみれコード」は時代の流れとともに変化する柔軟性があるようですね。
とにかく、ファンの夢を壊さないことが大前提のようです。
私なら大好きなスターさんの食事をしているところ、見てみたいですけどね〜。
すみれの花言葉ってどんなもの?
宝塚歌劇団のシンボルフラワーになるくらいですから、花言葉も気になりますよね。
「すみれ」と一言に言ってもいろんな色があって、その色ごとに花言葉も変わります。
「すみれ(菫)」の花言葉は「謙虚」「誠実」です。
紫は「貞節」「愛」。
白は「あどけない恋」「無邪気な恋」。
黄は「田園の幸福」「つつましい喜び」。
ピンクは「愛」「希望」。
派手な華やかさはないですけど、「清く、正しく、美しく」のモットーにはぴったりの花言葉ですよね。
「すみれ」の名前の意外な由来
「すみれ」は蕾の形が大工さんの使う墨入れに似ているところから、元々は「すみいれ」と呼ばれていたそうです。
そのスミイレが訛って「すみれ」になったと言われているんですよ。
「すみいれ」のままだったら、シンボルフラワーになっていなかったかもしれませんね。
まとめ
宝塚歌劇団についてはまだまだ知らないことがたくさんありそうです。
音楽学校に関しては、通学路や電車に乗るときのルールなどもあるそうですよ。
たくさんの決まり事をしっかりと守ってこそ、あの素晴らしい舞台が作られているんですね。
タカラジェンヌさんをお嫁さんに欲しいと言われるのが理解できます。