最近は習い事で忙しいお子さんが多いですよね。
何事も始めるときはいい調子ですが、辞める時は悶々として言い出しにくく、理由をあれこれ考えちゃいますよね。
あんなに好きだった先生も、なんとなく色あせてきて、信頼関係も薄らいできて、早く次の教室に移りたいとか思いながら教室に通うことほど辛いことはありません。
じゃ〜辞めるって言った時、実際に先生はどう思っているか、現在も英語講師をしている私が暴露しちゃいます。
習い事をやめたくなる時のきっかけって?
色々あると思います。
例えば、
☆ずっと習っていたけどあまり上達しなくて、先生を替えたい。
☆習い事が増えすぎて、整理したい。
☆子どもが嫌がっている。
☆目標を達成した。
などなど。
他にもたくさん理由はあると思います。
どちらにしても先生に言うタイミングとか、電話で言うのか?メールで言うのか?直接挨拶に行くのか?
さて、どれが正解なのでしょうか。
恋人にお別れを言うのと同じだと思って欲しい
先生である私が思うことは、どんな理由にせよ、メール一通で「今月いっぱいで辞めます」は止めて欲しいと言うこと。
どんなに成果が出なくてもどんなに不満があったとしても、やはり先生としては、手を替え品を替え子ども達を教えてきているはずなんです。
せめて直接挨拶に行けなくても、電話で「仕事で忙しいので電話で失礼します」の前置きの一言が欲しいところです。
今まで付き合ってきた彼氏彼女からメールで「さよなら」はあまりにもツレないです。
でも、実際には非常に多いんですよね。
この手の辞め方。
ガッカリします。
ひどい時になると、急に来なくなってこちらから電話するのもどうかな?と思いつつメールしてみると返信がなく、LINEは既読にすらならない…
寂しすぎます。
人間誰しも何かを始める時には丁寧に挨拶ができるものですが、いざ辞めるとなると自分には関係のないものになってしまうわけですから、ぞんざいに扱ってしまうものです。
先生の立場から言わせていただくと、こちらも人間なんですけど・・・ってことです。
生きている人間なので、やはり一言「辞めます」の言葉くらいは欲しいですね。
目標を持って入会、そして達成して辞めた生徒
以前に、入会する時に「小学校を卒業するまでに英検3級を取って辞めます」と宣言して教室に通い始めた生徒がいました。
その言葉通りに、6年生で英検3級合格して退会していきました。
これはお互いに納得の辞め方でしょう。こちらも絶対に小学校卒業までに3級合格してもらうぞ!と言う意気込みができました。
しかも非常に印象に残る生徒になりましたね。辞めてなお存在感を放った生徒でした。
人生は短いと思うのであれば目標というものは非常に大切です。
いつまでに何をして、どうなりたいかを決めるのは自分です。
入会する時にその思いを言ってもらえれば、こちらもその言葉の重みを感じて目標達成のために努力をします。
退会を言い出すタイミング
1ヶ月前くらいに退会を伝えたら良いと思います。
「今日で辞めます」でなければ、「来週で辞めます」と言っても構わないと思います。
私はあまり気にしません。
それよりも、「来年になったら辞める〜そんで他の習い事するってママが言ってた〜」
と、言われると先生の立場としては「だったら今辞めてそっちに行ったらいいのに」と言う気持ちにならないでもないです。
先生も人間なので、やはりその生徒を育てるモチベーションを保つためにも「来年になったら辞める〜〜」とずっと言い続けられると、モチベーションは退会の日まで上がることはないですね。
どうしても最後の挨拶に行けない時は?
最後の日、お世話になった先生に挨拶に行くと言うのは、昔ならば当然のことでした。
でも今は、お母さん達も仕事を持っている方がほとんどで、しかも習い事と言うと夕方の超忙しい時間帯ですよね。
できれば行かずに済ませたいと言う気持ちもわかります。
そんな時には、冒頭に言いましたが、電話で挨拶をするか、もしくは子どもを通して「お母さんは来れなかったけど、ありがとうございましたって言ってた!」なんて一言があると、私なら嬉しいです。
まとめ
なんだか私が退会する生徒が多くて愚痴ったようなブログになってしまいましたが
ご安心くださいね。教室を開いてから20年、生徒数は右肩上がりです。
私の場合、基本的に去る者は追わずの姿勢でやってきました。
「今後も何かありましたら、いつでもご連絡ください。」と生徒の保護者には伝えて、笑顔でお別れしてきました。
結局は、「お世話になりました」の気持ちがあれば、何もトラブルにはならないはず。
春や秋になると、習い事を始めたり辞めたりする季節になります。
選択する権利があるのですから、お子さんが喜んで通える教室選びをしてください。
そして、辞める時にはこのブログをぜひ参考にしてみてくださいね。