求人サイトを見ていると、「年齢不問、未経験歓迎、高級優遇」などなど、魅力的な謳い文句が踊っていますよね。そのほとんどがコールセンターの求人です。本当に年齢不問なんでしょうか。なぜ時給は高いんでしょうか。私の年齢でもそんなにお給料いただけるのかな?思っていませんか?
コールセンター には、まさに幅広い年齢の人たちが働いています。40代〜50代の人たちがオフィスワークを始める最終手段です。そんなコールセンター のお仕事にはどうやってつけば良いのか?実際には何歳まで仕事ができるのか?
今回は、そんなコールセンターの内情をお伝えします。
コールセンターは何歳まで働けるの?

コールセンターの求人要項の「年齢不問」という文言は魅力的だけど、一体何才まで働くことができるんでしょうか。若い人ならこんなことは考えないけど、40代〜50代とか、もっと年齢が上の人ならば気になるところですよね。
コールセンター には、若い人ばかりがいるイメージですが、実は50代以上の人はたくさんいます。むしろ、50歳代以上の人にとって仕事がしやすい環境です。高齢化が進んでいる現代で、60歳代ならば余裕でコールセンター で働くことができますよ。
実は私もコールセンター経験者です。私のデスクの周りには大学生から50歳代の人までの年齢層の人が座っています。つまり、50代60代なら余裕で働くことができます。
コールセンター はどんな人に向いているの?
コールセンター ってどんな人に向いているのか気になりますよね。仕事は多種多様にあるのですが、やはり向いている人には共通点があります。

コールセンターに向いてるひと
①マイペース ②要領がいい ③物腰が柔らかそうに聞こえる
④割り切れる ⑤淡々と業務をこなせる

コールセンターに向いてないひと
①完璧主義 ②要領が悪い ③生真面目
④親身になりすぎる ⑤単純作業が苦手
コールセンター には、かなりたくさんの人が仕事に来ています。同期と仲良くしたいとか、友達ができたらいいとかいう気持ちの人は少ないですね。お昼休みも1人で黙々と食事をして、何処かへ消えていく人が多いです。
仕事と割り切って、1人でも大丈夫な人の方が向いていると言えます。
やる気があれば年齢は不問!ただし・・・
コールセンターはお客様の前に立つわけではないので、確かに年齢不問というのは事実です。しかも40代以上は人生経験も豊かで、お客様対応も若い人より技術がある方も多いです。ただ、問題は電話対応の前に必要な端末操作です。
どこのコールセンターも会社独自のパソコンソフトを使用していて、それにお客様情報を打ち込んだり、参照するのですが、その部分がなかなか覚えられなくて辞めて行く方も多いのです。パソコンと聞くと、エクセルやワードなどの技術を求められるように思いますが、その辺は入力作業ができればOK。
それよりも手順を覚える方が大変なんですね。作業によっては間違いを訂正できないものもあるし、ミスをすれば従業員全員が閲覧できる掲示板のようなところに書き出されるパターンもあります。肉体的には辛くなくても、精神的に参ってしまうことが多いです。
やはり、ある程度経験があった方が長く続けられるということになります。
上司があなたよりも年下のことが多い

コールセンターのSV(スーパーバイザー)という部署のリーダーがいるのですが、この人達は圧倒的に若い人の方が多いです。30代〜40代です。そこに同年代かそれよりもずっと年上の人が新人として働くとなると、指導しづらいという理由で採用されないこともあります。
未経験者だとなおさらそうですね。SVは教育された人たちなので、対応は丁寧で親切な人が多いです。でも、徹底してミス管理をされるので、やはり強かさがないと勤まりませんね。
ちなみに、私が務めていたコールセンターではミスシートなるものが存在していて、ミスすると名前とミスした内容が明記されました。
パソコンを使う仕事って失敗をごまかすことなんて不可能なんです。
SVは常にミスがないかを監視してますし、たとえ見逃してしまったとしても提携先の銀行やらカード会社やらで絶対にバレます。
ミスシートに名前が載ると月が変わるまで晒し者でしたね。
重大ミスになると赤字で大きく目立つように書かれるので、たまりませんでした。
他のスタッフが同じミスをしないように啓発しているのでしょうね。
コールセンターはある年齢に達すると辞めさせられるの?
コールセンターの場合、派遣で雇われている場合であれば「派遣の定年35歳」と言われていて、それ以上の年齢ではこの仕事は難しいとされていました。でも、最近ではシルバー世代の活躍する場も増えていますし、コールセンターも同様です。
コールセンターが取り扱う商品によっては、長く務められる可能性もあります。コールセンターには端末スキルが必要ではない事務系の仕事がある会社もあるので、そんな分野であれば55歳くらいまではお仕事されている方もいらっしゃいますよ。
しかし、正社員ではなくアルバイト扱いになってしまいます。60歳くらいまで働きたいという方には、社会経験が必要な苦情対応部門や発信業務(督促など)で活躍することもできます。コールセンターと一言に言っても、いろんな部門があるので、応募するときに確認してみるといいですね。
まとめ
時給の良さの秘密は、求められることが思った以上に高度だということです。
クレジットカードの個人情報を取り扱ったりしますので、毎月個人情報取扱いの試験を実施するコールセンターも多いです。
これも合格するまで試験を受けなければならないので、高齢になるほど負担ですね。
何よりめんどくさいです。
いかがですか。
思った以上に大変そうでしたか?それともこれなら大丈夫!と思えましたか?
あなたの就職活動の参考になれば嬉しいです。