ベッドメイク、つまりホテルの客室清掃員のお仕事に興味を持ったことはありませんか?
そんなあなたはベッドメイクのお仕事についてこんなイメージを持っていませんか?
☑デスクワークを長くしてきたけど、本当は体を動かすような仕事の方が向いているのかも?
☑ベッドメイクのお仕事なら一人で作業すると聞いたから気楽にできるんじゃないかな?
確かにどちらも正解です!
でも、経験者の体験談を参考にしてベッドメイクのお仕事についてもっと知りたいと思いませんか?
ベッドメイクのお仕事でエキスパートと呼ばれた筆者が、お仕事の内容について詳しくお伝えします。
ベッドメイクのお仕事で一番キツイことは?
ベッドメイクのお仕事で一番キツイのは、客室全てが同じ状態ではないということです。
つまり、宿泊されていたお客様によってお部屋の使い方が違うので、それによって清掃する箇所が増えたり、余分な仕事が増えたりするということです。
特に外国のお客様の場合、生活習慣が日本人とは違うということから嫌がる清掃員は多いですね。
お部屋はお客様が買い求めたもので、宿泊されている間はお客様のプライベートな空間となります。
ですが、日本人とはあまりにも違う部屋の使い方に閉口するケースは多いです。
特に近年は外国客が増えていることから、担当フロアのほとんどが外国客で満室状態ということは少なくありません。
そこで、外国のお客様の困ったお部屋の使い方ベスト3をお伝えします。
第1位 ゴミの捨て方
国によっては、掃除する箇所を増やしてあげることが客室清掃員に対しての優しさと考える国もあるようです。
お仕事を提供してあげている〜という感覚ですね。
悪気は決してないと思いますが、床やらベッドの中や下などありとあらゆる場所にティッシュやら湿布薬の紙などが散らばっています。
それを拾い上げるだけでもかなりの時間がかかります。
ゴミだけでなく、おもちゃやお菓子、化粧品などの細々したものが至る所に置いてあるので注意が必要です。
うっかり踏んで壊してしまうと弁償問題になりますので。
第2位 トイレの使い方
トイレの水洗事情が良くない国から来られるお客様は、トイレに紙を流すと詰まってしまうと思っている方も多いですね。
日本は決してそんなことはないのですが、つい習慣でゴミ箱に使用済みのトイレットペーパーを捨てる方が非常に多いです。
使用済みなので臭いが大変です。
また、汚れなどがゴミ箱に付着したりすると清掃の手間が増えます。
トイレを流さずにお出かけになるお客様も少なくありません。
不用意に便座を上げると見たくないものを見てしまうことがあるので、苦手な人は要注意ですね。
第3位 体臭、きつい香水、食品のニオイ
外国のお客様のお部屋で閉口するのは「ニオイ」だという清掃員は多いですね。
男女問わず香水のニオイがきつく、チェックアウトされてから窓を開けて置いても消えないことがあります。
そんな時には特別な機材を使ってニオイを消すのですが、やはり時間がかかり一苦労します。
香水のニオイよりも辛いのは体臭がお部屋にこもっている場合です。
足のニオイやワキガのニオイが苦手だという方には辛い仕事になります。
トイレと同じく人間の身体から出るニオイというものは、他人のものだと自分のニオイの数十倍キツイですね。
珍しい調味料がデスクの上にあって凝視してしまったこともありますね。
スプーンが突っ込んであったので、食品なんだってわかるレベルのものでした。
それもやはりニオイがきつくて閉口しましたね。
以上が外国人客のお部屋を掃除していて感じる困ったことベスト3です。
清掃員同士のトラブルにご注意を
基本、清掃員のお仕事は二人一組、もしくは一人での作業になります。
常に机を並べて仕事をするデスクワークや、販売員などと違って仕事上での人間関係の衝突は少ないと思います。
ですが、一人で黙々と誰とも話さずに仕事をしていると、一緒に仕事をしている※相方のことが気になったり、誰かに話したくなる気持ちになります。
※相方・・・1フロアを二人で担当することが多いので、ペアになった相手のことです。
相方は毎月変わる、毎日変わるなどホテルによって違います。
仕事が遅い、汚い、雑・・・などを指摘されることも多いですし、逆に仕事が早くても陰口の対象になることがあります。
ただ、清掃員だけでなくどの職場でもあり得る人間関係のトラブルですよね。
つまり、もしあなたがベッドメイクのお仕事は一人でする作業だから人間関係のトラブルは少ないだろうと思っていたのならそれは間違っています・・・ということです。
あまり人が悪口を言っている所に首を突っ込まないほうがいいとか、言われてもスルーするとか、他の職場でも特に変わりはありませんよね。
ただ、作業が一人なので誰とも関わらずに仕事をしようと思えば可能な職種ではあります。
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ベッドメイクの仕事を長続きさせる秘訣
ベッドメイクの仕事を辞めてしまう最も多い理由は、
思った以上にキツかった!
これにつきますね。
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一人でできる作業だし、子育て世代には働きやすい時間帯で拘束時間も短いので気になる職種ですよね。
ところが!始めてみたら思いの外キツくて続けられそうにない・・・
そんな理由で3日〜1週間くらいで辞めてしまう人も少なくありません。
でも、辞めるのはちょっと早すぎます。
この仕事の最大のメリットはダイエット効果がある!ことです。
確かにキツイのですが、身体は順応性があるもので1ヶ月も続ければ慣れてきます。
体重を気にしていた人なら、おそらく減量しているのでは?
この仕事に就いている人がよく言うことは
お金をもらってフィットネスで運動していると思えばいい・・・です。
腰や膝をカバーしつつ身体を動かしていれば、しばらくすると身体が軽くなっていることに気づきますよ。
着られなかったタンスの奥のあの服も着られるようになっているかも??
始めた頃はキツイと思っていたベッドメイクのお仕事も、慣れるとコツが掴めます!
部屋数もノルマがあって、始めた頃はとてもそんな数こなせるわけがない!と思いがちです。
でも、いつの間にかこなせるようになっています。
せっかく始めたのに3日目に辞めたいと思ったら、1ヶ月先の自分を想像してみてください。
きっと出来るようになっていますよ!
まとめ
どうしても仕事柄、女性の活躍が目立つ職種なので人間関係が複雑そう・・・と思いますよね。
まぁ、意地悪な人はどこにでもいるし、そこは仕事の内容重視で決めていいと思いますよ。
仕事も慣れればコツもつかめるし、同じ職場の人と情報交換して早く作業を進める方法を模索するのも楽しいですよ。
あなたが・・・
◾️一人でコツコツ仕事をしたい
◾️単純作業が好き
こんな人だったら一度は試してみる価値はありそうですよ!
もしあなたが英語が得意だったら、外国のお客さんと英語で会話をするチャンスも結構あります。
一人で黙々作業というところが最大の魅力ですね!
手順さえ覚えてしまえば、あとは我流でいくらでも効率アップできます。
ぜひ、頑張ってみてくださいね!