「千と千尋の神隠し」の世界観で人気の台湾・九份。台湾旅行の目的は九份と言い切れるほど大人気の観光地ですよね。この「九份」という場所は、台北駅からは少し遠いところにあり、行き方も電車、バス、タクシーと複数あります。
今回は「九份」への行き方と、おすすめの観光時間帯をお伝えします。
今回は、九份の読み方&観光所要時間、加えて十分も一緒に観光したい方へ行き方とオススメの観光時間帯をお伝えします。
「九份」の読み方を知っておくと何かとスムーズ
「九份」という地名は、漢字表記で日本語としても読めるのですが、日本の読み方の「キュウフン」では当然通じません。

各地名は観光に出かける前にチェックしておけば、道順を訪ねるにも非常にスムーズですよ!
「九份」は「ジョウフン」(Jiŭfèn)と発音します。発音が難しい場合は、メモに書いておくとか、スマホ画面を見せるといいですね。

大きな駅の案内所には日本語で「九份への行き方」などと書いた案内があったり、日本語が話せるスタッフが在中していますよ!
それほど神経質にならなくても、通じるので安心してくださいね!
台北から九份へのおすすめの行き方は?

台北市内から九份に一番安く行ける方法は、バスです。ホテルのある最寄駅にもよりますが、松山新店線で「松山駅」まで電車で行きます。
「松山駅」から地上に出るとロータリーがあるので「1062番」のバスに乗れば「九分老街」まで直通で行くことができます。
所要時間は45分くらいです。バス料金は85元。だいたい340円くらいですね。

バス酔いする人は要注意です。バスの運転はかなり乱暴!その上、山道を登るので酔いやすい人にはおすすめしません。
ただ、この行き方が一番シンプルで、時短、格安な方法だと思いますよ!
九份には何時頃行くのがベスト?
九份は山の斜面にできた街で、登り口はざっくりと階段側と坂側があります。上の地図の青丸のところが登り口です。左右あります。
入り口にどちらを選ぶのか迷いましたが、結局は登ったり降りたりすることになるので、どちら側でも良いと思います。
上の写真のようなThe 九份!という場所は階段側にあります。(ちなみに18時ごろの写真です。)九份のランタンに灯りがともるのは、季節によりますが、10月初旬でだいたい16時30分〜17時ごろです。
上の写真は18時30分ごろ。このくらいの感じだと空の青と提灯の赤のコントラクションがとても綺麗です。観光客もまだ大混雑とまではいかない感じ。(10月基準です)
でも、この後どっぷりと日が暮れる18時ごろになるとかなりの人出になり、下からどんどん観光客が押し寄せてきます。
当然、上から下る人の数も半端じゃなくて、石畳の階段を上り下りするには本当に危険な状態になります。
ふと頭をよぎる「将棋倒し」の一言。
足元が見え辛いので、「階段よ〜〜!!」と叫びながら降りてました。
つまり、夜に九份へ行くのは大混雑を覚悟してください。
昼頃九份へ入れば、ゆっくり食事やお茶を楽しむことができます。
15時ごろになるとかなり混雑してくるので、有名店でお茶するのにも待ち時間が長くなり勿体無いかもですね。
九份を満喫するには所要時間はどのくらい?
私が九份に滞在した時間はなんと6時間。そのくらい滞在できるのであれば、2店にそれぞれたっぷり1時間〜2時間は長居して景色を楽しめます。
九份を訪れる時間帯にもよりますが、15時くらいから18時くらいの一番街並みが綺麗に見える時間帯はとにかく人が多いです。
その分、人気店に入店するのにも1時間くらは30分〜1時間は待たされます。
九份茶房や阿妹茶樓といったお店には2時間くらい滞在するお客さんもいるので、待ち時間は長くなります。
なおかつ、人混みで早く歩けないということもあって全ての通りを制覇するには歩くだけでも1時間30分くらいは必要です。
つまり3時間〜4時間は九份滞在を予定しておけばゆっくりと満喫できますよ!
九份で人気のお店は?
阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)
階段側から登って階段のちょうど真ん中あたりにあるお店です。「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の湯屋のモデルになったと言われているお店です。座席は階段を見下ろすテラス席がオススメ。
12時30分頃の店内はこんな感じ。座席もテラス席も店内席も選び放題です。
お茶の淹れ方を丁寧にレクチャーしてくれますよ。急須に茶葉を3分の1ほど入れたら5〜6回飲めます。その辺はお好みなので、ご自分のお好きな濃さで淹れて飲んで下さいね。お茶もお菓子も購入可能です。
九份茶坊
九份で一番古いお茶屋さんだそうです。店主らしき女性がずっと「一番古い」と言い回っています。茶器の数もお茶の数もものすごく豊富です。階下に降りると茶器の展示室があって、席が空くまでそこで茶器を見ながら時間を潰します。
テラス席もあります。階段側のお店も見ることができて、座席から撮影するととても良い写真が撮れそうなお席でした。
こちらもお茶の淹れ方レクチャーがあります。台湾語、日本語、英語に対応可能。2時間くらい長居しましたが、急かされることなくゆっくり過ごせます。この時の滞在時間は16時から18時ごろまででした。
九份と十分を1日で効率的に回るには?
まずは午前中に十分に到着しておくことをオススメします。
10時くらいの十分はこんなに空いています。ただし、近辺のお店は11時開店のところが多いようで、飲食することを期待していくと残念な気持ちになります。
[speech_bubble type=”pink” subtype=”R1″ icon=”aiteiconkihon.jpg” name=”Treeさん” ]十分でのメインイベントはランタンに願い事を書いて飛ばすことです。[/speech_bubble]
ランタンを飛ばすのは、九份と十分をつなぐ平渓線というローカル線の線路の上です。
映画「ラプンチェル」のように一斉に灯りの灯ったランタンを空に飛ばすというイメージではありません。こんな感じにはなりません!
一斉に飛ばすのは団体ツアーで十分に行けば体験できるかもしれませんね。
願い事を書いて飛ばすことだけを考えれば、午前中に十分入りすれば待ち時間もなくスムーズです。ランタンを飛ばすには、ランタンを購入したお店の人のレクチャーが必要です。2人のお客さんに1人の店員が付き添ってくれます。
私が午前中にランタンを飛ばした時には、30枚の写真と1動画を撮影してくれました。十分に滞在したのは2時間ほど。ここから九份に向かうには平渓線に乗って瑞芳駅まで行きます。
ただし1時間に1本しかないので時間調整が必要です。
近くにはちょっとスリリングは吊り橋があるので、時間つぶしに行ってみてはいかがですか。
1度に50人以上は渡れないようです。たまにふざけて橋を揺らしながら渡る人がいます。吊り橋あるあるですね。でも、絶対に止めましょう。
台湾のおすすめのお土産はコレ!

台湾のお土産で一番ポピュラーなのは、やっぱり「パイナップルケーキ」ですよね?どこのお土産物屋さんに行っても必ず置いている商品です。
「パイナップルケーキ」を買うなら、断然ホテルオークラ台北のものを買いましょう!全然味が違います。重さもかなり重くて、高級感が全然違います。
包装紙はこんな感じ。
多分、このパイナップルケーキの箱を手に持ったら、他のは買えなくなります。しかも中の個別包装の包装紙もかなり可愛いです!
ホテルオークラ台北は、中山駅の近くにあります。
まとめ
今回は九份と十分の両方を1日で観光したかったので、時間配分に試行錯誤しました。
九份と十分の最寄り駅の移動は1時間に1本しかないローカル線を利用するので、時間を無駄にしないようにしました。
夜景が綺麗なことで人気があるので、夜の人出は覚悟しておく必要があります。
私は12時30分ごろ九份に入って、19時くらいまで滞在しました。
メイン通りから横道通りまでたっぷりと観光できたので、大満足です。
夕暮れ時を目指して九份入りする観光客が非常に多いのは、パックツアーでその時間帯が組まれているせいかも?とも思いますね。
九份までの行き方は複雑そうですが、タクシー料金が非常に安いので、迷ったらタクシーに乗れば良いと思います。
九份の観光は時間に融通が利く個人旅行か、フリーのツアーが絶対にオススメですよ!
