ハロウィンといえば、仮装パーティや子どもたちに配るお菓子を用意したり、お部屋の飾り付けに悩んだりと、今や日本人にとってもクリスマスと並ぶ一年の後半の大イベントですよね。
ハロウィンの定番料理というとかぼちゃを思い浮かべがちですが、本当の定番料理ってご存知ですか?
本場アイルランドの伝統料理である「コルカノン」や「バーングラック」というお料理があるのですが、意外と知らない方も多いのでは?
本当のハロウィンで食べられる定番料理ついて調べてみました。
ハロウィン定番料理の「コルカノン」ってどんなお料理?
コルカノンと聞いて「あ、あの料理だ!」とピンときたあなたはかなりのハロウィン通ですね!
コルカノンとは、アイルランドの伝統料理で簡単にいうとマッシュポテトのようなものです。
大手レシピサイトのクックパットにそのレシピが公開されています。
コルカノン
[speech_bubble type=”pink” subtype=”L1″ icon=”watashinoicon.jpg” name=”Happyさん” ]コルカノンのレシピはこちらです! 出典:クックパット[/speech_bubble]
コルカノンはアイルランドでいう日本のお味噌汁のようなソウルフード。
コルカノンを上手に作ることができる女性は良い奥さんになれると言われているほどです。
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アイルランドとじゃがいもの知られざる関係
アイルランドではコルカノンだけでなく、じゃがいも料理がたくさん食卓に上ります。
アイルランドはかつてイギリスの統治下にあって、食に必要な小麦粉は全てイギリスに取り上げられていたので、アメリカから入ってきたじゃがいもを栽培して栄養状態を維持していたのです。
でも、穀物と比べると長期保存ができなかったじゃがいもは、保存しているうちに疫病を引き起こし大飢饉となりました。
そのことが原因でたくさんのアイルランド人がアメリカ大陸へと移って行ったのだとか。
それで、アメリカにハロウィンの風習が伝わったわけですね。
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もうひとつの伝統料理「バーンブラック」は中身に注意
「バーンブラック」はハロウィンの伝統料理として、アイルランドに伝わるもうひとつのお料理です。
名前だけ聞くと何かさっぱりわかりませんが、「バーンブラック」とはドライフルーツの入ったパンやケーキのことなんです。
しかも中に色々なものを入れて、入っている物で食べた人を占うフォーチュンクッキーのようなものです。
中に入っているものと、その意味は
バーンブラックの占い結果とは?
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まとめ
アイルランドからアメリカに渡ってその形を変えたハロウィン。
日本に入ってきたからはさらに形を変え、その伝統を知っている人は少ないのかもしれません。
ハロウィン=かぼちゃのイメージも、本来は違うものだったんですね。
すっかり仮装パーティーの代名詞的な存在となったハロウィンですが、それでもアイルランドの伝統行事が日本でも親しまれていて嬉しいという声もあるのだそうですよ。
少しはハロウィンを知ることができたのなら幸いです。