花火は雨の中で打ち上げるとどうなる?中止になる雨の程度は?

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夏休みのお楽しみといえば、花火大会!

8月に入ると各地で花火大会が開催されますよね。

 

でも、花火大会で心配なのが当日の天候です。

最近は、突然の豪雨が頻発していて、天気予報から目が離せません。

 

楽しみにしていた花火大会の当日に、雨の予報が出ていたら?

わざわざ出かけたのにたくさんの人にもみくちゃにされただけで、中止だったらめちゃくちゃショックです。

この記事を読んでわかること↓
☑花火大会って雨が降ったら中止なの?
☑雨の中花火を打ち上げたらどうなるの?
☑手持ち花火は雨が降ったらしないほうがいい?

今回は、雨が降ったら花火大会はどうなるの?についてお伝えします。

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花火大会って雨が降ったら中止なの?

基本的に、雨が降っても花火には影響はありません。

大きな花火を打ち上げるための筒には蓋がついているので、中に雨が入り込んで火薬が湿ってしまう心配はないのです。

花火に着火するときも昔のように職人さんが筒の中に直接火を投げ入れる方法ではなく、電子的に着火していくので、雨が降っても打ち上げ上は特に問題がないのです。

雨だけでは中止にはならないのですが、問題は雨が降ることによって会場に来るお客さんの安全が確保できるかどうかが問題です。

花火が中止になる条件とは?

花火大会が中止になるかどうかは、花火に使われる火薬に関する法律に従って決定されます。

花火は法律上では火薬類に分類さレます。
「花火をあげること」は「火薬類を消費すること」を意味します。

日本では「火薬類を打ち上げて消費する」ことに対する法律が決まっているのです。

雨に関しては次のように決められています。

大雨又は落雷の恐れがあり、煙火の消費および周囲の状況等が危険な状況になる恐れがあるとき。
 
強風に関しては次のように決められています。
地上風速7メートル以上の強風が10分間以上継続して吹くことによって安全な消費が行なわれないおそれがあるときは、煙火の消費を中断または中止する。

 

候がこれらの条件を満たしてしまうと、残念ながら花火大会は中止せざるを得なくなります。

 

雨の中花火を打ち上げたらどうなるの?

多少の雨だと花火大会は実施されるのですが、雨の中花火を上げるとどうなるのでしょうか。

私自身も大雨の中花火大会の花火を見たことがありますが・・・

 

雨の中の花火を打ち上げるとこんなことがあるかも!
✓花火が雲に隠れて見えづらくなってしまう

✓雨が降ると傘をさす人が多くなり、視界を遮られてしまう

✓雨を避けて屋根のあるところに人が押し寄せて危険

 

つまり、先ほどの法律の条件と会場の状態により開催するかどうかが決定されるわけです。

いくら、雨風がそれほど強くないと思われても、開催者側が危険だと判断すれば中止になります。

 

打ち上げ花火ってどうやって打ち上げているの?

以前は、花火職人さんが手作業で点火していたのが、現在では離れた安全な場所から配電盤(スイッチ盤)を操作して点火する遠隔点火方式が主流となってきています。

 

 

 


画像出典:日本の花火

花火の打ち上げ作業に携わる方たちの安全が確保されてる良い方法に移行しているわけですね。

遠隔点火方式によって、より複雑な花火の演出が可能になりました。
音楽や映像とコラボした幻想的な演出も、プログラミングされた配電盤を使うことで可能になったわけです。

手作業で点火していた時代には、一回一回打ち上げられる花火を眺めていたものですが、今ではもっとスピーディーにたくさんの花火を楽しむことができます。

 

また、たくさんの花火を一斉に打ち上げるということもできます。
これを手作業でするとなると、いかにたくさんの職人さんが必要になるかがお分かりになると思います。

花火を上げると雨が降るって本当?

花火大会の後は決まって雨が降るな〜なんて感じたことはありませんか?

花火と雨って何か関係があるの?

花火によって空に放出された物質がエアロゾルとなり、それが核となって凝結過程が促進され、雲粒が出来やすくなるかもしれませんね。

その雲粒が花火の振動によって合体し、雨粒となって地上に落ちてきます。

 

エアロゾルとは?
エアロゾルとは気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子が多数浮かんだ物質のこと。
生成過程の違いから粉じん、フューム、ミスト、ばいじんなどとも呼びます。
それ以外にも気象学的には視程や色の違いなどから霧、もや、煙霧 、スモッグなどと呼ばれます。

なんだか難しいですが、つまり花火を打ち上げるとその振動が空気に伝わり、雨雲の中にある水滴が揺さぶられることで、小さな粒同士がくっ付き粒が大きくなって雨になるということです。

 

北京オリンピックでは、この手法を使って雨をコントロールしたことがあります。
会場に雨が降らないように、遠くに雨を降らせて、会場の上空には雨雲が発生しないようにしたのです。このとき、空気中には塩素系の物質をまいたそうですよ。

手持ち花火って雨のなかでもできる?

お盆休みで家族みんなが集まって、夕食後に花火をしよう!

なんて時に、なにやら雲行きが怪しくなって雨が降ってきた〜なんてこともありますよね。

 

せっかく準備していたのに、花火できなくて残念!

これって、まさに花火大会を主催している側の気持ちそのままです。

 

家庭用の手持ち花火は、塩素酸カリウムという酸化物が含まれているため、多少水に濡れても、その塩素酸カリウムから分解された酸素が花火を燃やしてくれるので花火をすることはできます。

 

ただ、落雷の恐れがある時には、残念ながら花火は中止した方がいいですね。

まとめ

花火大会には莫大は予算が使われます。

それだけに主催者側もできるだけ中止にはしたくないところ。

 

でも、お客様の安全を脅かしてまで開催することはできません。

 

今夜の花火大会が予定通りに開催されるのかどうかは、主催者側への確認が必要です。

少しでも天候が怪しいと感じたら、一度HPで確認するか、直接お問い合わせくださいね。

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